Model : みー
ずっと以前からポートレート撮影には興味があったものの、「人」を撮るのが怖くてなかなか踏ん切りがつきませんでした。
だって、コミュニケーション能力も低いし、上手くとれなかったらなんか申し訳ないし...
...と言い訳しているうちに、「これ以上後回ししてたら、もう一生撮れなくなっちゃうかも!」と心配になってくる年齢に(汗)
そこで何とか勇気を絞り出して思い切った挑戦の戦利品がこの写真です。
やっぱり始めるまでが一番難しい。やりだしたら何とかなりました。もっと早くやればよかった!笑
正直、「モデルが良ければポートレートなんか誰だって簡単に撮れるだろー」とちょっとバカにしていましたが、いざ挑んでみたらそんな簡単な問題ではなかった。
勿論、モデルが最も重要な要素であることは間違いありませんが、撮る側も撮影テクニックだけではなく、イメージする力、そのイメージを今の環境で実現するための工夫、モデルとのコミュニケーション等が必要なことを思い知らされました。
どちらかと言えば、ディレクターの感覚が必要。今まで、「見えてくる風景」を切り取るスナップ写真ばっかりだった自分には、先にイメージを決めて作っていくポートレート撮影は新鮮な経験でした。
何が言いたいかって、両方面白いということです(笑)
この日、いつかスナップ風のポートレート写真集を出したいという夢ができました。
蛇足:
手持ちのカメラはマニュアルフォーカスオンリーのLeica M10-D。レンズは50mm一本。
我ながらなかなかの男気溢れる機材チョイス!やだーかっこいい!(笑)
しかし、撮影日はあいにくの雨。MFカメラなので両手で操作するしかなく、傘がさせなかったです。
結局、撮影が終わるとカメラが壊れてしまいました。
憧れだったLeicaとのお別れは辛かったですが、オートフォーカスの偉大さをしみじみと感じながらSONYに戻ったのです。
高い授業料でしたねー😂